『毒になる親』 スーザン・フォワード

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)


 某所で話題の本。心理学の授業のレポートのネタにもなるし、と借りてきました。アダルトチルドレン=AC概念の危険性は確かにあると思う。思い込んじゃったり、偽りの記憶症候群にはまっちゃったり。でも、ACという概念が果たしてどれだけ意味があるかはさておき、そもそも、その概念に出会う前から、子供が親に何かしらの発露しきれずにいた悲しみや怒りを持っているなら、個人的に対決なり離別するしかないんじゃないのではないかと。この本もその役には立つのではないでしょうか。